[4277-522] 492の再来 2006/02/03(金)11:09 修正時間切れ
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No-003 俺争奪戦Vol.3 2004/06/08(火) こんばんわ。なんだか思い出しながら書いていたら、俺ってバカだなぁと笑いながらもほほを熱いものが伝わっていくのをはっきりと感じとった非モテ系管理人のあたーんです。
一応念のために書いておきますが、これは現在進行形のお話ですが、ここまで書いている部分はリアルタイムではなくてすでに過去の部分です。リアルタイムの部分はなにかあれば書いていきますのでよろしくです。
さて再び前回の日記の続きですがあかねさんから「キスしちゃおっか」とか言われたわけです。もうね、今は深夜2時過ぎですよ。おとなターイムなんて下心丸出しだったわけです。
少しずつ近づいてくるあかねさんの顔を見ながら気持ちはもうドラマの主人公です。もう映画のワンシーンのような綺麗なキスシーンが頭に思い浮かんでるの。もうね、完全に自分に酔っちゃってた。息が感じるくらいに近づいてきた顔を見てそしてとうとうキスしちゃいました。しかもソフトなやつじゃありません。ディープですよディープ。大人のキスですよ。こんなのもう何年ぶりだろうとうっとりした頭で思いながら、満面の笑みを浮かべてたわけです。やわらかい唇の感触と舌の感触がぁぁなんてすっげぇ興奮してました。たぶん目が血走ってたかもしれません。
しかし俺は紳士ですからそれ以上はしません。付き合ってもいないのにそんなことはできやしません。というわけでここまでにしておきながら「もう今夜は遅いから」なんて決めセリフを言って帰ったわけですよ。俺ってジェントルマンなんて思いながら。この後にくる悪夢に気づかないままに。
次の日ですよ。まだ浮かれ気分でいた俺に一本の電話が入ったんです。もちろんそれはクライファートからだったんですよ。もう前回のことなんか頭から飛んでるんで気楽に話してたわけですが、いきなりわけのわからないことをクライファートから話をされたんですよ。
「ひどいぜ。お前もゲイだったのに俺の誘いを断るなんて」
何を言ってるんだ?この筋肉バカはとか思ったわけですよ。何を言っちゃってるんだと。俺はそんな趣味はないと言おうとしたところでふと思ったの。なんで急にそんなことを思ったのかと。
「あのさ、僕は悪いけど違うよ。どうしてそう思ったのか知らないけど」
「何を言ってるんだ?だってあかねとキスしたんだろう?」
「聞いたの!?ま・・まぁ、そうだけどさ」
ちっ。コイツ知ってるのかよと思いながらも、それとどう関係があるんだと思ったわけですよ。ひょっとしたらヤキモチなんか妬いちゃってるんじゃねぇかこのやろうと思ったりしたわけですよ。そうしたら
「あぁ、お前も勘違いした口か」
「勘違いって?」
ま・・まさか・・いや・・そんなはずはない。
「あいつは男でゲイだ。あんな格好してるけど」
ばっ・・ばっ・・・バカなー!!
だってだって・・あんなにやわらかかったくちびると舌が昨日のこれから恋に発展しそうなピンクな思い出が全部男・・・男・・・
「だ、だってどっから見ても女にしか」
「その方が男をひっかけやすいのさ。日本じゃニューハーフって言うんだろ?」
あ、あいつニューハーフだったのか。だからゲイのクライファートとお友達だったのか。そうか謎はすべて解けたなんてもう気分は金田一少年ですよ。
もうね。ありえないほんとありえない。頭の中にはあのときのシーンが走馬灯のようにかけめぐってるわけですよ。あの素敵な思い出が一瞬にして汚されました。男とキスして喜んでた自分が激しく嫌になってきて、しかも舌までいれちゃったよオイ。そう思ったら急にあの素敵な甘い香りがしてきそうな思い出が、むさくるしい汗の香りがしてきそうな思い出にそまっちゃいました。 |
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